2015 03/07 アニメ浦安鉄筋家族の Blu-ray
昨年の後半に放送された「アニメ浦安鉄筋家族」第2期。本編 全24話の Blu-ray と、主題歌やBGM の CD がセットになったパッケージが、発売されましたぁ。
1話2分の、ショート・ギャグ・アニメですが、大地監督の思い入れが詰まっていて、めっちゃ濃いです。(笑)ボクも主題歌やBGM作り、頑張りました。
サンプル版をいただき、印刷物をチェックすると・・・「ボクの名前がどこにも書いてないっ」おりゃ~、ふざけんな~ って感じです。(怒)
確か、マスタリングや文字校正の時期に、プロダクションの担当者がインフルエンザだったので、チェックがちゃんと出来なかったのでしょう。まぁ、許しますがね、ギャラを上乗せしてもらわんと気が済まないぞぉ。(^^)
んでは、また。
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2015 03/25 チープ 一周忌トリビュートライブ
写真は、LOOK の後のバンド「L3C」のファーストアルバム。
チープ広石が天国に行って1年。彼が深く関わって来た数多くのバンドが、追悼ライブで集まる事になりました。
2015年 3月31日 原宿 クロコダイル
ボクは、L3C のボーカル「大和邦久」と共に、LOOK, L3C, BECAUZ チームとして参加します。手厚くサポートしてくれた、ギターの江口も一緒に。
思い入れたっぷりの楽曲の中から、当日やる曲を絞り込むのは大変でしたが、大和とボク的に、いいチョイスができたかもです。
広石が「チープ」と自分に名付けたのは LOOKの時。LOOK以降のバンドが集まるライブなので、ボクらは、この中で「最も古いチーム」なんです。
鈴木トオル、千沢仁が参加できないのは残念だけど、大和と精一杯「チープの創世記」をトリビュートしたいと思ってます。
「気にはなっているけど、ためらっている・・」って方がいらっしゃるなら、是非ぜひ、ご参加くださいませ。ライブ終了後、時間の許すかぎり、チープにまつわる懐かしいコト、皆で語り合えるチャンスですから。
みんなと会いたいです。山本 はるきち
予約・確認は、クロコダイルまでお電話にて。03-3499-5205
2015 06/01 アクアミューズの曲つくってますっ
写真は「Aquamuse」というクラリネット・アンサンブルの4人組。彼女たちに向け、ボクとしては珍しく、クラシックっぽい作曲をしているのであります。
今年3月から活動を始めた彼女たち。今までに、チームのオリジナルとなる2曲を提供しました。いやぁ、実に奥深いですっ。4パートだけなのに、いや4パートだからこそ難しい。
1曲が出来上がるまで、かなりの時間を要します。クラリネットらしい鳴りやハーモニーを探りつつ、吹きやすさやブレス位置なども気にしながら、アレンジを修正したり、強弱や音符に付く記号を直したり。
きれいな曲、楽しい曲、カッコいい曲、等と言われるべく、印象に残る曲を作っていきたいなと。
クラリネット・アンサンブルの譜面はとても少ないそうです。だからこそ、学生さんを含め演奏者の皆さんから「やってみたい」と思われるような曲を作らねばね。
洗足学園音楽大学出身の実力者が集まった「Aquamuse」。
腕の方も、ルックスの方もバッチグーです。
「オリジナル・アルバム」制作を目指して、メンバーと共に、頑張りまっす。(^^)
写真2 2015. 3. 19 東京タワー Club333 お披露目ライブ終了後
2015 08/13 「わすれた森のヒナタ」
おじゃる丸 スペシャル、放送が迫りました。
8月14日(金) Eテレ 午後6:55~午後7:24
大地監督はじめ、声優さんたちや各セクションのスタッフが、渾身の思いで作った「戦後70年」というテーマの 30分アニメ、ぜひぜひご覧下さいませ。
ボクも頑張りましたぁ。
音楽制作の観点から、少しお話ししたいと思います。
・ ・ ・ ・ ・
通常、作曲から演奏や録音については、作曲家が譜面を書いて奏者に演奏してもらうパターンと、作曲者1人ですべてを行なうパターンがあります。ボクは、だんぜん後者です。
コンピュータに向かって鍵盤での演奏を記録、たくさんの「シンセ音源」を同時に鳴らします。簡単に言えば、曲に必要なすべてのパートを自分で演奏してるって事です。
なので、オーケストラっぽい曲など、パート数が多い曲は大変です。(笑)
今回のスペシャルは、小編成から大編成まで、バリエーション豊かな曲調が必要。よって、全体の設計にすごく気を使いました。
まず、仮にピアノなどで番組全体のドラフト(設計図)を作ります。いくつかのテーマ・メロディを作りながら、それを、どのように配置するかを決めていきます。全体が自然に聞こえるよう、キー(調)の設定も重要。落ち着きや、展開感など、複雑な要素が絡み合います。今回、エンディングはボクの曲ではないですが、そこにうまく繋がる配慮も必要、などなど。
約10日間の実作業のうち、半分以上、このドラフト作りに時間をかけました。
ま、ボクほどのレベルの作曲家なら、この設計図が完成すれば、終わりが見えたも同然。ふふん。あとは、前述した「パート数のぶん、地道に鍵盤で演奏を重ねる」です。
ミックスも自分で。曲ごと、楽器ごとに、音量バランスや、リバーブ(残響)やパン(左右の配置)を適切に行ないます。
・ ・ ・ ・ ・
音大時代、作曲科の先輩がたは「劇伴作家で甘んじるようじゃダメだぜ。」とおっしゃっておられました。
「いやいや、何をおっしゃるウサギさんっ。」
ただ曲を作るだけの作曲家よりも、数倍、いろんな要素を熟知していなければ出来ない、誇りある仕事ですって。
多重録音マニア、メカ好き、映像好き。ボクは、成るべくしてこの立場にいます。。(^^)
2015 09/12 「歌旅座」の渋公、観て来ました
チープ広石が晩年、活動の拠点としていた、北海道「歌旅座」の渋谷公会堂 公演、観に行って来ました。アンケート提出しなかったんで、ここに感想を公開で書いちゃおうと思います。長文失礼。。
歌旅座のみなさん、お疲れさまでしたっ。
遅ればせながら、初めて「生」を観ました。JUNCO の歌はもちろん、演奏や構成などひっくるめて、すごく良かったですぅ。
高杉さん、ヴァイオリンはカッコいいのに、バックダンサーになると照れ気味でかわいい。(^^)
司会太郎も最高っ。「ザ・サーモンズ」の盛り上げ & 歌、最高っ。上手過ぎないダンスは多分わざと? あはは。いや逆に、一生懸命なところが好感度アップですぅ。
曲目は、ほぼ昭和の歌謡曲。8割くらい知ってる感じでしたぁ。(オリジナルも数曲披露。「数え歌」良かったよ〜。)
お客さんの平均年齢は、ボクより10歳以上うえ??年配の方々は、100パー曲を知ってるようでしたよ。北海道からや、親衛隊ばりのお客さんもたくさんいたねぇ。ホント、すごい動員力・一体感だっ。(^^)
まぁ、そんな中、プロの視点で観察してたところだってありますよ〜。
映像やバックトラック音源の使い方など。自然に見せてるけど、仕込みが凄いと思った。(^^)
例えば、JUNCOが歌う「シャイニン・オン/LOOK」で、途中からチープのサックス(録音)が入って来るんだけど、ある種「マジック」とも言える演出は、実は巧みなトリック。いやぁ、カラクリに気付くまで、ボクとて時間がかかったよ。
自然でスムーズな進行を最優先にしてて「縁の下の努力は決して見せない演出」素晴らしい!!
それに、このライブに行かなければ、今後一生、聞くことが無かったかもしれない思い出の曲も聞けたしね。個人的に「人形の家」が、帰り道、ずっとループしてましたぁ。(笑)
トワエモアの「虹と雪のバラード」。イントロが始まり「お、いいアレンジ。さすが名曲っ」なんて思いながら聞いたんだけど、帰り道、あれ? なんか良く知り過ぎてるよ、何で?
・・帰ってから確認すると、8年前に、ボクがアレンジしたオケでした。(爆)「忘れてたよ〜っ!」(たった8年前のこと忘れるなよ〜)ってか、トワエモア原曲以上の、良いアレンジかも。 ・・えへへ、自画自賛。(^^)
「まとめ」
昭和の曲はやっぱ良いなぁ。。良いメロディーをどんどん作り出してた時代。今はね、その頃のエッセンスを汲み入れながらも、真似にならないように、無理して「避けるメロディ」しか作れないんだよねぇ。「行きたいところに行けない曲」になってしまっている・・
おっと、切りがない。この辺で。。「これからも頑張ってね、歌旅座!!」
LOOK時代、よく使った「渋谷公会堂」。
これで見納めと思うと、ちょいと寂しくなったり・・(^^)
p.s あ、派手なステッカー貼りの機材トラック、見るの忘れたぁ。(笑)
山本 はるきち